2020.8.6-7 下関市中学校秋季体育大会
つづき 祐人編
他のスポーツ部と同様、3年生は皆引退となる最後の大会
陸上部（特に短距離）も基本的には引退となります
ヒロトは秋の県体と冬の県駅伝まで続けるので、受験勉強も大変ですが、もう少し部活が続きます
長距離専門のヒロトは1500mと3000mに出場
まずは1500m決勝
本命は3000mなので、気楽に思い切り走るのみ
速い選手が揃う中、9番手でレースを進め
1周目からトップ集団4人と、5位以下がどんどん離されるほど先頭集団は速いペース
ヒロトも軽快なペースで飛ばし
ラスト800m（残り2周）から驚異のロングスパート
1周の間に、次々と選手を抜いていき、5位まで順位を上げ、後続を引き離しに
トップ4のバケモン集団との差も詰め、
さらにラスト400mから猛ダッシュ!!
短距離のようなスピード感で
ラストの直線までに
かなり格上の選手達に奇跡的に追いつき
ラスト30mで横一線!!
0.23秒の僅差で惜しくも
抜き去ることはできなかったものの
下関市で行われる中学校最後のトラックレースで
魅了する、本当に立派な走りでした…
自己ベストも大幅に更新して先頭とも9秒差
ヒロト、見事に1500m決勝5位!!
続く3000m決勝
県でもトップ3人には必ず入る超格上2人が出場し
スタートから飛び出す
ヒロトは果敢に攻め、
その二人を追うように3位集団の先頭に
先頭二人にはどんどん引き離される一方、
後続集団を振り落としていき、
1000mを通過したあたりから、
ピタっと後ろに着いた選手と一騎打ち
いつも同じくらいの記録で
冬の4kmロードレースでは負けている強い選手
いくら飛ばしても全く離れず
ヒロトは最初からずっと先頭で引っ張り疲れ
後ろの選手は余裕を持って走り
かなり不利な状況が続き
ラスト1周ではヒロトの顔だけ苦しい表情
そこから、ラスト400m
ヒロトがめちゃくちゃペースを上げ
またもロングスパート!!
ぶっ飛ばしたにもかかわらず
ラスト80mでもピタと離れず
相手もラストスパート
しかし、
この日のヒロトは覚悟が違っていました…
振り返り相手の顔を見て
さらにギアを入れて加速
男の維持を見せ、ラスト20mで突き放しゴール!!
ゴール後、しばらく起き上がれず…
今、持てる力を振り絞り、完全燃焼
1500m5位入賞に続き、3000m3位入賞!!
2種目とも快走し
感動の走りを魅せてくれました
ヒロトの走りに心から感動し
涙がこぼれました…
わたしも妻も
「ヒロト感動やったわ、、」
「ひろちゃんに感動したぁ… 」
と、漏れた声がかぶったほど
まだ引退はしませんが、
引退試合でいいんじゃないかと思えるほど…
実は、今回だけ、更に続きがありました
なんと、共通4×100mリレーAのメンバーに
長距離から唯一ヒロトだけ選ばれていました
疲れ果てたまま、スパイクも履かず靴のまま
最終のリレーへ
3年間で初めて、短距離種目に出場
高速のピッチ走でバトンを繫ぎました
トウゴもヒロトも頑張りました
チームメイトも頑張りました
特にトウゴの学年は強い選手が多く
1年男子は総合優勝!!
その影響も大きく
なんと、長府中陸上部創部以来、
初の男子総合優勝を果たしました!!
ヒロトもトウゴと同じく
ご飯も食べずにバタンと倒れ込むよう寝てしまいました
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