高専で難しい勉強に四苦八苦しながらも、
部活を楽しく頑張っているヒロト
しかし、コロナで大会は全て中止
部活で使う競技場も使用中止
とにかく
自分でがんばるしかない状況が
続いています…
そんな中、少し前の話になりますが
記録会ではなく正式な大会は高校で初となる大会に出場(無観客試合のため敷地外から撮影)
ヒロトは
無謀にも1年生で3000mSC(障害)と1500mの2種目に出場
というのも、
3000mSCは難易度が高いにも関わらず、練習環境がなく1回もハードルや水濠を飛んだことがなくリスクしかない
しかも、炎天下の中、ヘロヘロになって動けなくなる種目なのに、
その約30分後に1500m決勝という
ハードすぎるスケジュール…
(常識では考えられない)
まぁ、どんな環境でも楽しめるヒロトなので…(笑)
3000mSCのアップ直前に、
5分ほどYouTubeでハードルの飛び方を観て、
「よし!もう大丈夫!」
と、呑気にウォーミングアップにいきました…(苦笑)
大会自体がなくなる中、
貴重な機会に、ワクワクしている様子
土はぬかるみ、炎天下で
最悪のコンディションの中
3000m障害スタート
ヒロト以外みんな上級生で経験者
ヒロトはハードルも水濠も全くの初心者で
ぶっつけ本番
しかも、
「スパイクを履かないと、滑って危険」と忠告していたにもかかわらず、
普通の靴で出場… (汗)
結果、
案の定あとで「滑って危なかった!」とヒロトは言ってましたが… 苦笑
「幅跳びかっ!」っていうくらいの
見事な⁉︎大ジャンプで…(笑)
度胸たっぷりに、
ハードルも水濠も飛び越えていきました
最初の3周はハードルもハードル間も
良いペース、良いフォームで
しっかり走れていました
しかし、このあと、
やはり3000m障害の地獄の洗礼を受けました
炎天下の中、ハードルと水濠の疲労で脚が動かなくなり、心臓も苦しくなり…
ボディブローのように
倒れてしまうんじゃないかというくらい、ヘロヘロになっていきます…
それでも、
ヒロトは持ち前の根性で、粘り倒しました…
最後まで、転倒することなく
水濠にジャボンすることなく
耐えて、耐えて、耐え抜いて
最後まで走りきりました…
死力を尽くし
ぶっ倒れましたが
見事に2位入賞‼︎
つい1時間前にYouTubeを観た1年生とは思えない走り… (苦笑)
歩けず、
ほんとに死んだような感じで
1500mは棄権する、
と本人は最初話していましたが…
3000m障害を走り終えて
約30分後
スパイクだけ履き替えて
アップも無しで、1500m決勝に出場
エントリーリストでは、1組目のヒロトを除く15名全員がヒロトより自己ベストが速い格上の選手ばかり…
この中ではビリ決定を覚悟し
見守っていたら
予想通り、1周目から最後尾
速いペースに置いていかれ、
どんどん引き離されていく展開…
しかし、脚が全く動かないと話していた、苦しいはずのヒロトは
最後尾と言えど、よく足が動いていました
タイムもペースもフォームも悪くなく
奇跡的な上出来の走りを続けていました
そしてラスト800mからロングスパートで前との差を詰めていき
ラスト400mでさらにペースを上げて
何と前の選手を抜き去り
更に猛ダッシュで
ラスト1周の時点で10秒差もあった選手を
ラスト80mの直線でかわし
1秒の差をつけてゴール
驚異的なロングスパートで
3000m障害2位に続き、
まさかの1500m決勝8位‼︎
(無理が祟り、その後一週間は左足の骨の痛みが続いていますが…)
ヒロトの根性に驚かされた大会でした
0コメント