2022.8.28
ついにこの日がやってきました…
ジュニアオリンピック陸上 2022
U16全国陸上競技大会/ 山口県代表選手選考会
150m/1000m/三段跳/円盤投/ジャベリック
そして、110mJH（99.1）
都道府県代表選手各1名
今回の最終選考会及び設定期間内の成績を総合的に判断され、選考されることになっています
2年半前、小学校の卒業式の帰り道
トウゴが呟いていた夢…
「（陸上で）全国（大会）に行ってみたい…」
2020.3.27 ↓
そして、中学校入学式の帰りに
長府中の坂道を下りながら
中学生活の目標を聞くと、
「中学生でジュニアオリンピックに出たい…」
と一言。
2020.4.8 ↓
ちょうど1年前には…
跳んだこともない高さのハードルを
骨折直後の重たいギプスをつけたまま
ジュニオリ選考会で
上級生の県中学No.1選手と高校生相手に
勝負を挑みました…
2021.8.29 ↓
前日の夕方には偏頭痛も治まり
万全ではないにしろ
「スタートラインに立つ」
ことは何とかクリア
しかし、残念ながら
朝から強い向かい風…
集中して、ウォーミングアップ
動きもとても良く
本番に向けたピーキングは流石
と思った矢先…
思いもよらぬ事態が発生…
加速し過ぎてつまづき…
瞬時に反応し大きな転倒は避けたものの
その直後から、様子がおかしい…
アップの半分も終えずに途中で辞め…
聞くと、
左大腿外側、左股関節、右手首、右腕を負傷
そして、一番厄介な左足首の捻挫…
スタートまで30分しかない状況で
急いでアイシング…
中学校生活3年間の中で1番の目標
透悟の夢である〝ジュニアオリンピック″
ずっと言い続けてきたジュニオリ代表の夢
そこに近づくために
これまで諦めず
本当に沢山のことを積み重ねてきたのに
このタイミングで、こんな事態になるとは…
1年前、ギプスのレースを終えて出てきた
正面玄関から
1年後のこの日、同じ場所から
招集場所へ向かっていきました
スタート10分前
トウゴがいない… 汗
待てども待てども…
詳細は省きますが
ギリギリ、直前で現れて…
即席のテーピングで足首を固定し
痛み止めを飲む時間すらなく
（骨折のまま走った昨年に次ぐ）
トウゴ史上2番目に最悪なコンディションで
一番想いを込めてきたレースを走ることに…
スタート直前の流しでは
踏切足に力が入らず、向かい風の中
捻挫の痛みを我慢し
気持ちだけで走る、強気の姿勢…
正直、 絶望的な状況でしたが…
透悟が 〝ハードルの神様″ に愛されたのは
中国大会だけではありませんでした…
通常の高さより8cmハードルが高くなるだけで、対応できる選手が一気に減り
今回エントリーできたのは
本気でU16代表を狙ってくる
トウゴより身長が高い大柄のトップ選手2名
その2人に必ず勝って
1番でゴールする必要がある
しかし、
なんと、
まさかの、
その2名の選手がレースを棄権
ということは…
この最終選考会を除いても
あらゆる対象の大会に出場し
資格記録も持っていて
91.4の高さの記録も
99.1の高さの記録も
大会での実績も
全ての面でトウゴがトップで最有力
更にこの選考会に出場することも条件
なので…
トウゴがこのレースを
失格やトラブルなく
無事に最後まで走り切ることが
できたなら
代表に内定するはず…
足の不安を抱えつつ
110mJHスタート
勢い良く、攻めて、攻めて
それでもしっかり走れたのは3台目まで…
4台目以降、向かい風だけでなく
横からの突風も2回あり
なんとか踏ん張るも…
風に煽られ身体がよろけ
バランスを崩し
ハードルに強くぶつけて…
スピードも勢いも弱く
後半はなんとか３歩でいくのに必死…
もうほんとにギリギリ10台目は
ハードルを倒しながらも
なんとか間一髪で跳び超えることができ…
最初から最後まで顔をしかめながら
満身創痍で
もがき苦しみ抜いて
なんとかゴールラインまで辿り着きました…
ゴール後すぐにうずくまり…
無理して走った左足首が痛くて動けず…
そのまま医務室へ…
後半の8.9.10台目は
危うく届かない、もしくは
転倒しそうなギリギリの紙一重でしたが
なんとかゴールすることができました…
今、持っている力は全て出し切った
やるべきことはすべてやった
あとはもう、果報を待つだけ…
〝 カフーを待ちわびて ″
そして…
最終選考会当日の夕方、
電話で連絡があり…
トウゴが「ジュニアオリンピック陸上110mハードル山口県代表選手」に正式に決定‼︎‼︎‼︎
〝ジュニアオリンピック代表選手になる″
透悟の念願の夢が、叶った瞬間でした…
ジュニアカテゴリーで日本最高峰の大会となる「ジュニアオリンピック陸上/U16陸上競技大会」
ジュニアアスリートの祭典
ジュニアオリンピックという大舞台
初めて、全国の舞台へ
全国47都道府県の精鋭47名の選手と
真っ向勝負
3年間、毎年陸上部の顧問が変わり
諸々、決して恵まれた環境ではなかったけど
学校内外、県内外、
色々な先生、コーチにも応援していただき…
県外各地にも武者修行…
貪欲に吸収してきた…
頻繁に整骨院やマッサージに行く友人たちが多いなか
うちは（ある意味当然だけど… ）一度も行くことなく
代わりに、トレーニング、ケア、コンディショニング… はもちろん
食事、メンタル、あらゆる指導と教育を
ある意味とても贅沢な環境
それを活かせるかどうかは本人次第
これまで何度も
悔し涙を流しながら
親子二人三脚で取り組んできた…
次は夢の全国の舞台で
新たな自己への挑戦を…
透悟物語、つづく…
追伸：おまけ
翌日の朝日
トウゴもユキちゃんも
大会翌日はぶっつけ本番で5教科実力テストへ
朝6時には
「あ〜、おなかすいたぁ〜」
と言いながら起きてきて
自分で料理して
朝からしっかりご飯食べるこうちゃん… 笑
毎日2km走っても
どんどん体格が良くなってるのは
気のせいではなく
まぎれもない事実です… 苦笑
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